01 | ブログ

2017.05.27

おじいちゃんとおばぁちゃん③ 冷蔵庫事件

こんにちは!
整理収納サービスMoiの遠藤です。

暑くなりましたね〜。
すこし前ですが
地域の平和美術展に絵を出展し、
行ってきました😊
2メートル四方の大きな布にパッチワークをして刺繍がその上に施されてる作品や、
絵画や彫刻など力作がいっぱいでした。
好きなことができて、それを見たり見てもらえるというのは嬉しいですね♪

この夏、お祭りで踊ることにしました!
熱い仲間と
今から2日間合宿に行ってきます!

【おばあちゃんの話③ 冷蔵庫事件】
おばあちゃんは幸い障害など残らなかったのですが、軽度の認知症のようになってしまいました。

家事はおばあちゃんの担当。
だけど、ごはんを作らないことが増えて
おじいちゃんは痩せていって。
2人の命の源はお菓子…

冷蔵庫の中にはいつ作ったかわからないごはんがぎっしり。
聞くと何に対しも
『昨日つくった』とおばあちゃん。
匂いを嗅いで判断。
2人の生活なので、スーパーに買いに行くこともほとんどできないので買いだめ。
子や孫が来た時に使った調味料も、冷蔵庫にたくさん。
おばさんが、冷凍して作り置きしてくれたごはんも減っていない。
電子レンジがなかった時代に生きていたから
私たちじゃ当たり前の
電子レンジでチンする習慣がないみたい。
冷凍食品が冷蔵庫に入っていたり

おばあちゃん家に帰ると冷蔵庫の整理から始まります。

初めて冷蔵庫の中を整理した時に
冷蔵庫の中のモノを全部出して仕分け。
お母さんが庫内の板や入れものを洗ってくれての連携プレー。
賞味期限の切れたものや痛いんでいるものは
おじいちゃんに内緒で処分。
冷凍庫に入りきらなかった豆も
おばぁちゃんに確認して袋に入れて焼き場へ。

でも、見つかりました…
おばぁちゃん家には
手作りの焼き場かあって
可燃ゴミを焼くのはおじいちゃん。

『なんで勝手に捨てるんだ。まだ食べれたのに。あの豆は種だった。撒いて芽が出ていたらたくさんの実をつけたのに。たくさんの命を殺したんだ。都会のもんは命を粗末にする。』
と2日間ほど機嫌が悪く怒っていて。

わたしとしては、
『おばぁちゃんに確認したもん。』
という想いがあったけど、
すごく悪いことをしてしまったと反省しました。

『命を殺した』
この言葉にはぐさっときました。
もう取り返しがつかないし、凹みました。

モノが簡単に手に入る時代だから、
モノを買うハードルが下がったのと同時に
モノを捨てるハードルも下がって。

でも、整理収納の仕事を始めてから
自分で管理できるモノには限界がある。
ただ取っておくことがモノを大切にするわけじゃないと痛感しています。

モノを大切にするってどういうことだろうと
改めて思います。

実家に帰省する時に
普段使わない調味料を増やしたり
調理器具を増やすときは
よく考えてからにしないとと思いました。

いろいろ考えさせられたけど
おばぁちゃんも
『キレイになった。使いやすくなった』と
喜んでくれました!
おじいちゃんが好きなチーズもたくさん出てきて
『買ったのに出てこない出てこないと思ってたけど、こんなにあったのか』
と驚いてました。

2人の食卓が少しでも豊かになりますように…