01 | ブログ

2017.06.05

実家は物置きじゃない

こんにちは!
整理収納サービスMoiの遠藤です。

夜は涼しいですね。
今日は小さなセミナーをしてきました。
そして感じたこと。

実家は物置きじゃない!

家を出た子どものモノで部屋がつぶれていると
みなさん困っていました。
改めて安易に実家にモノを送っちゃいけないと
心に刻みました。

おじいちゃんとおばあちゃん⑤
【おばあちゃんのスペース】
居間の奥には6畳ほどの細長いスペースがあります。
入り口を入ってすぐに洗面所
右に曲がると冷蔵庫と冷凍庫
その奥におばあちゃんのスペースがあります。

一番奥には普段着る洋服。

その手前はダンボールやモノが積まれていて何があるのかわかりませんでした。
細長いスペースなので、床にモノがあると人が1人通るのがやっと。
そこをおばあちゃんと一緒に整理しました。

通路に置いてあるものをだしていくと
タジン鍋やおばあちゃんのペーパークラフトの材料、割れた鏡、花びんなど。
そして、
ダンボールの中からは
50代になったおばさんの学生かばん!!
なぜこんなところに…
実家は物置きじゃない…笑

おばあちゃんに聞くと
花瓶はおじいちゃんが山口に来たときに
クラブに入って作ったものって。
売り物かと思ったくらい本格的。
なんでもできちゃうおじいちゃんすごい

床に置いてあるものがなくなると
タンスがでてきました。
タンスといっても、
上の段だけで
引き出しは取り外され棚のように使われています。
でも、経年劣化で棚板が破れてはずれかけていたり、何よりネズミのフンや虫の死骸が大量に…掃除機で吸って拭き掃除。
棚板も補修。

中からはおばあちゃんが布で作った絵画や、大量の紙袋、おもちゃの線路
そして、バリカンや、カメラが。

おじいちゃんに聞くと
「こんなところにあったか」と嬉しそう。
カメラは、ひいおじいちゃんが使ってたもので、居間に飾られているひいばあちゃんの写真もそのカメラで撮ったんだそうです。

箱に入ったバリカンは
子どもたちの髪を切ったり、おじいちゃんの散髪に活躍していたもの。
みんな、どんな髪型になっていだんだろう

大量の紙袋は
おばあちゃんと好きなものを一緒に選んで
あとは焼き場へ。
可愛い柄の紙袋は切り開いて
破れたタンスの棚に敷いてみると
すごくかわいい。
テンション上がりました!!
好きなものが違う形で生かされるのは
嬉しいことですね。

棚を掃除して、
残ったものを収納。
タンスの上には
おばあちゃんの作品や
ひいおじいちゃんのカメラ。
おじいちゃんの作った花瓶に
おばあちゃんの作ったペーパーフラワーを
飾りました。

床が見えるだけで部屋の中がスッとします。
物置きだった棚が
息を吹き返しました。
おばあちゃん達の歴史が
生き生きと伝わる時間でした。

おばあちゃんともいっぱい話ができて
喜んでくれて
嬉しいひと時を過ごせました。